![]() 数年後、ギシャクは自らの道場にて、我が子・シンに厳しい鍛錬をつけていた。あの日の戦いで、彼の右腕はオウガイによって切り落とされていた。そして今、鳳凰拳には、そのオウガイをも越えし才能を持つサウザーが頭角を現しつつあるという。孤鷲拳を無敵不敗の拳へと高めるため、ギシャクはシンをサウザー以上の拳士へと育て上げる必要があった。だがその厳しすぎる修行は、幼きシンの心を荒まさせていた。 ある日、シンは山道にてケンシロウと出会う。南斗聖拳と対極にある北斗神拳を学ぶその同年代の少年に、戦いを申し込むシンであったが、ケンシロウにその意思は無かった。師の教え通りに甘さを捨て、孤独のまま拳に打ち込むシン。そして自らの養父である師の恩に報いる為に強くなろうとしているケンシロウ。境遇は違えど、互いにそれぞれの道を極めようとする二人は、次第に絆を深めていった。 ![]() |
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シン |
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ギシャク |
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ケンシロウ |
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オウガイ |
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サウザー |
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シンの母 |
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ユリア |
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南斗孤鷲拳門下の者達 |
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北斗神拳門下の者達 |
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南斗孤鷲拳 | |
南斗六聖拳の一つ。突き技を主とする拳法。 伝承者であるギシャクは南斗に並び立つもの無しと言われていたが、鳳凰拳のオウガイに一閃で右腕を切り落とされて敗北。その後、ギシャクは息子であるシンに、孤鷲拳を無敵不敗の拳とする悲願を託し、厳しく拳を叩き込んだ。 |
南斗鳳凰拳 | |
南斗最強を誇る拳法。伝承者であるオウガイは、戦いを挑んできたギシャクの右腕を一閃で切り落とした。その後はオウガイをも越える力を持つサウザーによって伝承されることになる。 |
北斗神拳 | |
南斗聖拳と対極に位置する拳法。シンはその伝承者候補である四兄弟の末弟・ケンシロウに闘いを挑んだが、やがて友人関係となっていった。一門揃って孤鷲拳の道場に出稽古にも訪れている。 |