野猿牙殺拳
やえんがさつけん

使用: |
ハブ (対 ケンシロウ) |
登場: |
北斗の拳(47話)/アニメ版(34話)/
北斗の拳3 |
中国拳法の猴拳(猿拳)の流れを汲む拳。常人の数倍の跳躍力を活かし、長い棍を使って相手の頭上を飛び回る。防御の弱い頭上とられることで、相手は非常に不利な戦いを強いられることとなる。
ハブが
ケンシロウに対して使用し、背後をとって攻撃を仕掛けたが、カウンターの裏拳を顔面に叩き込まれた。その際、
棍から手が離れなくなる秘孔を突かれたことで、拳も封じられた。

ハブが強化されたのは「跳躍力」。これを実際に戦闘に活かすというのは結構難しいのではないかと思う。そんな中で考え出されたこの拳は、見事に彼の長所にコミットさせたベストチョイスな拳法であると思う。
しかし跳躍力がアップしたからといって一朝一夕にマスターできるような拳ではないだろう。おそらくハブはアミバに秘孔を突かれる前から可也の拳士だったと思われる。少なくとも基となっている猴拳は会得していたであろう。その己が会得した拳法を高めたいという純粋な理由で、彼は自ら木人形となることを選んだのだ。ハブはハブなりに覚悟を持って賭けに出たのである。