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蒼天の拳リジェネシス 第5話
2018年2月27日(火)

今月号のゼノンは日曜日の関係で24日発売。
発売目前の「北斗が如く」クリアファイル付です。
例の原先生描き下ろしイラストを使ってはいるのだが、相変わらずA5サイズなので使い道が無い。



それと、発売前情報がようやく掲載されていました。
3ヶ月以上前に公開されてた情報を今更載せるという驚きの遅さ。
オリキャラであるライラとタルーガの原先生のラフ画は収穫でした。

  
おそらくゲーム発売後にコンプリートガイドみたいな本が発売されて、こういう設定画とかも掲載されると思うんですが、今のところ情報は出てないですね。アマゾンでの予約とかも始まってないし。下手すりゃゲームそのものより興味あるので絶対出して欲しいのですが。


発売までいよいよ後9日。
無双に続きレビューしたいところではありますが、3月4月はすべて土曜出勤の俺に果たしてそんなことやっている時間はあるのか。働きたくないでござる。





そしてアニメ「蒼天の拳 REGENESIS」の情報も。


放送開始日は4月9日。
24時30分スタート
とのこと。

新たに声優陣も発表。
ギーズの置鮎龍太郎さん、葉の檜山修之さん、葉子英の渡部明乃さんは、例の如くぱちんこ版からの続投。

ただ潘光琳の谷昌樹さんは新たに起用された方みたいです。




それと、新たなPVも公開されたんですけど・・・
0.5秒くらいだけ見覚えの無い人が映っているんですよね・・・




だ、誰・・・?

金髪やマスクのデザインから予想するなら、フランス軍の関係者かな。いやエリカを浚うためにヒトラーが送り込んだSSの秘密兵器という可能性も。ドイツっぽくはないけど。なんにせよアニメオリジナルの展開、大歓迎です。

4月2日には直前特番があるらしいです。
あと次号のゼノンには原センセと山寺さんの対談もあるよ!



といった誰に命令されたわけでもない宣伝も終わったところで、漫画リジェのレビュー始めていきます。





 息子・ハルトが突き立てた決死のナイフでも、怪物となった父の正気を取り戻すことはできなかった。振り下ろされた剛腕を、拳の衝突で受け止めた拳志郎は、圧倒的な闘気によって3m超のパパをも上回るほど巨大化し、裂帛の拳を叩き込む。


アア―――ッ!!
こ、これは―――っ!!


「巨大なバケモノ」を相手に

「服が破るほど筋肉を肥大」させて

「北斗七星の形の秘孔」を突く・・・



こ、これはまさか
北斗七死星点では!?

ハルトパパの肋骨がぜんぶ内側にへし折られちゃうよ!!











有情猛翔破だったー!!

よかった・・・

しかしこれ、秘孔の位置的に天破活殺と混じっちゃってるんじゃないかという疑問を抱かずにはいられない。あと有情拳ってトキが編み出したっていうのが裏設定みたいな感じになってたけど、それはいいのかな。まああくまで「裏」だから別にいいか。



怪物への変身を解かれ、元の状態へとモーフィングするハルトパパ。だが耐えがたき苦痛により白髪と化し、肉体は粉吹くほどボロボロになっていた。最後に息子ハルトの名前を呼びながら、父は形見のペンダントだけを残し、静かにその肉体を消滅させた。
血が枯れ果てた状態だったたことが、皮肉にもこんな美しい最期を演出した、ということなのだろうか。でも血が無いんなら秘孔も効果ないような気がするね。野暮だけど。



父との哀しい別れに涙するハルトを、力強く抱きとめる拳志郎。だがそんな感動の場面においても全く忖度することなく、今起こった出来事を淡々と分析する一人の男。すこし影が薄くなりかけていたコール大佐である。実験に耐えうる強靭な素材を欲するコールは、拳志郎をその検体として指名した。「北斗」の男である拳志郎を・・・


おおっと、コールさん北斗の存在を既にご存知。
しかも彼の一族の前には、北斗ですら「凡庸な拳」なのだとか。
その発言に更に怒りを増幅させた拳志郎は、あの名言を繰り出す。


「北斗の文句は 俺に言えぇ!!」


珍しくまともなタイミングで言ったね!
なんかこう、今まで無理やりねじこんできたような使い方が多かったけど、今回はいいですよ。




今しがた観た北斗神拳の強さを前にしても、全く臆することなく、正面きって拳志郎と向かい合うコール。まずは先制攻撃とばかりに短剣を投げつけるコールであったが、拳志郎は奥義・二指真空把で易々をそれをキャッチし、投げ返す。しかし、コールがつき出した指先は、その短剣が届く僅か数ミリ手前で、ピタリと短剣の動きを止めた。




やるなぁ・・・闘気への依存率が相当高そうな拳法に見えるな。


ちなみに先月号でハルトが取り出したこのグニャグニャの短剣は、インドネシアで広く普及する「クリス」という武器らしいです。霊的な力を宿しているとも考えられているため、装飾品として人気が高く、ユネスコ世界文化遺産に選ばれたことで愛好家が急増したのだとか。



おもむろに手袋を外し、臨戦態勢を整えるコール。業火のような闘気を宿すその手は、眩い光を放ち、一振りするだけで衝撃波が走るほどの威力。そして拳だけでなく、彼は放たれた拳志郎の拳の上に着地ほどの身軽さも併せ持っていた。




こ、これは・・・元斗皇拳天衝舞!?

いやそれより





構図もコマ割りも似てんなー! 特に右上。


手が光ってる点といい、なんか元斗皇拳との相似性が色々出てきますねぇ。もし本当に関係があるんなら、第一話に出てきたバスクに似たボー将校が、天帝編のリフレインを示唆する存在だったのかもしれないなぁ。



そしていつの間にか拳志郎の左腕には、コールの拳によってつけられた傷が。ダメージ自体は大したことがなかったが、その傷口は異様な疼きを持っていた。コールの拳に込められていた「毒」の様なものが、拳志郎の身体を侵食しはじめていたのである。

ポイズン!? 毒手!?
新要素多いなこの人!

でもコールの人体実験は、DNAや細胞なんかを変異させて人間を化け物に変化させてるわけだから、その性質をちょっと変えればたちまち毒にもなるよね。ていうか現時点でもほとんど毒みたいなもんだし。


感染箇所を肉ごと抉り取ることで危機を脱した拳志郎は、やられっぱなしではいかねえとばかりに反撃開始。上空からコールが放つ高速連打を、雷暴神脚で全て回避した拳志郎は、後ろ回し蹴りでコールを壁へとふっとばし、お返しの連続拳。更に追い討ちの渾身の一撃を、コールがガードして―――――という所で今回は終了。





やっと本丸であるコール大佐とのバトルが始まりましたけども、いや思った以上に強いですねこの人。現時点での印象では芒狂雲とか張太炎よりも強敵な印象。まあ新しい物語に踏み出そうって言うのに旧作よりも敵が弱いんじゃ話にならないのはわかるんですけど、思い入れのあるキャラ達がこんなポッと出の変なのに超えられていくのはチョットやだなあ。てなわけでコールさんにはできるだけ惨めに負けて欲しいと願っています。

あと今回は北斗神拳奥義が三つも登場して、奥義マニアとしてはたまりませんよ。中でもやっぱり北斗有情猛翔破の再登場は嬉しい。あのサウザーを倒した技の割りにはマイナーな存在だったですしねえ。

ケンシロウがサウザーを倒したときの有情猛翔破は、拳がどてっ腹にめり込むほどの威力で「めっちゃ痛そうなのに全然痛くない」というのがミソであり、サウザーへの怒りと情けを兼ねたが故にああいう奥義になったのだと解釈しています。今回の場合は、何一つ悪いことをしていないハルトパパに対しての使用だった為、ラストの全力アッパーの部分は行われなったということなのでしょう。多分。



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