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DD北斗之拳 第十一話 2011/3/30(水)
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PM 4:35 聖帝建設本社―――。
このご時勢に超絶ライトアップされたその不謹慎なビルの外で、
逆さ吊りになりながら、機を待ち続ける一人の男がいた。

人呼んで 泣き刑事之シュウ―――。



ガキデカとかけてあるのかは不明だ。




同刻、そのビルの社長室では、ある計画についての密会が行われていた。
社長のサウザーに呼ばれ、机の下からノソリと姿を現したその男は、
KITIJOJI警察署長、ウイグルであった。



どうやらパラレルの自分が狭い墓穴に押し込められた事で、
こっちの世界の彼はやけに狭い場所を好む性格になってしまったようだ。



   サウザー
    「あれだけ金をばら撒いたのに
     何故美術館の建設許可が下りんのだ!」



建設予定図に描かれた、黄金色に輝く四角錐の建造物 「KITIJOJI美術館」
またの名を聖帝十字陵。

その建設許可が一向に下りない理由を問い質すため
サウザーはわざわざウイグルを自社へと呼びつけたのである。

だがその原因は、意外な部分にあった。


  ウイグル
    「その別名の所為じゃないか?
     ほら、陵って、お墓の事だろ?」



つまりその建物は、美術館とは名ばかりの「墓」なんじゃないかと
疑われているから建設許可が下りないのだそうだ。

そんな獄長の知性溢れるツッコミを受けたサウザーは、
ならば見るが良いとばかりに、手元にあるリモコンのスイッチを入れる。

その瞬間、建設予定図が真っ二つに割れ、奥から何かがせり出してきた。




   お師さん・・・


一刻も早くお師さんのミイラを安置したい。
それが、サウザーが美術館建設を望むたった一つの理由であった。
つまりはやっぱりお墓でした。



しかしここでアクシデンツ!

丁重に仮設の正室へとお帰りいただいた筈のお師さんミイラが
間髪いれずに再びニュッっと飛び出してきたのだ。

引っ込んでは飛び出し、引っ込んでは飛び出し
まるで時報を告げる鳩時計が如く前後運動を繰り返すお師さん(故)。

そして激しさを増すピストン運動が限界を迎えたその時―――




お師さん、フライアウェイ




同時に、社長室の窓がけたたましく割れた。
PM 4:38 、事件の現場を押さえんと、刑事シュウが突入してきたのだ。


ゼネコン社長と警察署長の癒着―――

その決定的場面を押さえられ、激しく動揺するウイグルであったが

彼が追っていたのは、サウザーの「ミイラ不法所持罪」の方であった・・・




飛んで 飛んで 飛んで 飛んで 飛んで
飛んで 飛んで 飛んで 飛んで来たところを



南斗白鷺拳奥義 烈脚斬陣で跳ね返されたお師さんは

回って 回って 回って 回り、



八つ墓村状態で社長室の床に突き刺さるのだった。



その模様は、窓の外に現れた、マッスル千葉搭乗のマスコミヘリによって
全て生中継で撮らえられていた―――




   PM5:25 逮捕。





   シュウ
    「愛深き故に・・・か。
     カツ丼、とってやるからな・・・」


   サウザー
    「お師さん〜〜〜!
     こんなに苦しいのなら・・・
     カツ丼など要らぬ〜〜〜〜〜!!!」




一方、ウイグルは再びホームポジションであるテーブル下へと潜り込み
マスコミカメラから上手く逃れていたのだった。

尚、お師さんは片付けられていなかった。







いやぁ・・・ここにきてなんかえらくブラックギャグな回が来たなあ・・・
個人的にサウスパークを思い出したわ。
シュウにオウガイ先生の遺体を蹴らせるなんて発想、どっから出てきたんだ。
エクササイズして二階の床が抜けたり、女湯のぞいて男だったりとかいう
ベタベタなネタを繰り返してきたのと同じアニメとは思えん。




次回予告

  伝承者争いに散る火花!
  兄より優れた弟などいねぇ!!




いよいよジャギの出番か。
OPに出てるくせに第一話でチョっと出て以来出番なかったからな・・・


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